男子校・女子校時代当時の近畿大学附属高等学校の食堂
学食(食堂)のある高校でお昼休みになると、学園内の生徒食堂は生徒達で満員になり、給食や持参の弁当を食べたりしますね。 特に食堂がある男女共学(別学または併学)の高校で昼休みになると、男子生徒たちの多くは食堂で給食を食べ、女子生徒たちは中庭や教室で持参の弁当を食べたりしております。 たまには女子生徒たちも食堂で給食や持参の弁当を食べたりすることもあり、男子同士・女子同士で同じテーブルに座って食べたりしております。 ところが、校舎が男女別に分かれていた当時の近畿大学附属高校の昼休みはこうなっておりました。 1983年〜1984年、僕が中学生の頃、詰襟学生服に興味を持ち、3年のクラスへ遊びに行って大阪府の詰襟学生服の男子校の高校の学校案内を見たりしてました。 その中で、一番驚いたのが、大阪府東大阪市にある近畿大学附属高等学校(近高)でした。 近高の学校案内を見たところ、制服はボタンのない詰襟学生服(海軍服)であり、これなら男子校だと思ったら、巻末に女子部の紹介も掲載されておりました。 また、施設紹介のコーナーで、食堂の写真も載っておりましたが、生徒たちが食堂で給食を食べている様子がありませんでした。 近高は男女別学であり、食堂での給食も男女一緒かなと心配してました。そこで、男子部の生徒に会って聞いたところ、校舎が男女別に分かれており、入学式・卒業式などの学校行事や食堂での給食もみんな男子ばかりであることが判りました。 いろいろ聞いたところ、近高の食堂は男子部専用であり、昼休みに大勢の男子部の生徒たちが食堂に入り、「サーラン(サービスランチ)!」「ヤーメシ(焼き飯)!」の罵声で給食を注文したりしてました。 男子校時代当時の近高の食堂は男子校舎(現・大学の11月ホール)の1階に設置しており、座席数は約300席を用意。ちなみに、近高の食堂がある建築物は3階建てで、2階と3階は部活施設(2階は柔道場、3階は剣道場)となっております。 また、食後は自動販売機のジュースを飲むのが定番であり、紙コップに氷とジュースが注ぎこまれるもので、呑み終わった後は、空の紙コップを逆さまに置いて真上から飛びながら足で踏みつけるて「パーン」と音が出るのを楽しんでいたそうです。 本来は近畿大学構内の学園食堂なので、昼のラッシュ時以外は高校生は殆ど利用しないので、大学生が利用していました。
尚、男子校舎から約1キロ離れた場所にあった近畿大学附属高等学校女子校舎(女子部)には食堂やプールは設置しておらず、女子部の昼休みは教室内で自宅から持参の弁当または購買(朝、注文用紙が回ってきて、お昼までに購買部へ提出して購入)で買って来たパン類を食べたりしてました。もちろん、休み時間でも校外への外出禁止。 また、放課後の部活で、男子部・女子部と一緒にしているもの(文化部=吹奏楽部、運動部=水泳部・スキー部など)もあり、授業は午前中の土曜日や授業のない日曜日に限り、部活で男子校舎へ来た方のみ女子部の生徒たちも男子校舎内の男子部専用食堂で給食または持参の弁当を食べたりしたことがあります。 それから、男子部の生徒たちの多くが食堂を利用しており、場合によって、放課後でも部活で男子校舎に来た女子部の生徒たちは男子部専用食堂を利用しない(つまり、通常通りと同じく、食堂内全員男子部)で部室で持参の弁当を食べたりすることもあります。 近畿大学附属高校の昼休みの食堂での給食、いつもは男だらけだけど、放課後は部活を通じての男子部・女子部の交流の場となっております。
昼食で男子部は食堂で給食、女子部は教室内で持参の弁当。全国の男女別学(併学)の高校としては珍しいパターンでした。
近畿大学附属高等学校男子校舎内男子部専用食堂で販売された給食リスト:
洋食・丼・麺類の3コーナー
かわりピラフ(バリエーションとしてかわりチキン(チキンライス)、かわりドライ(ドライカレー)の2種類。B-5さん、情報ありがとうございました)
但馬牛使用のお好み焼き
昭和37年〜40年頃、近畿大学附属高等学校男子部専用食堂でベストメニューだった「たぬき」
昭和61年〜平成元年頃、たいやきの鉄板でたこ焼きを焼く「たこたい」
カレーライス・焼き飯の交換メニューやうどんまたはそばのセット(S57卒さん、情報ありがとうございました)、アイスクリーム(伊集院忍 さん、情報ありがとうございました)
このほか、喫茶カウンターや寿司コーナーも存在
近畿大学附属高等学校女子校舎内購買部で販売された昼食リスト:
パン類ほか
(これらの情報は掲示板、メールをたよりにして調べたものです)
さらにもっと詳しく、↓
Colpit投稿分より
Q:近畿大学附属高等学校 男女別学時代 黒のホック留め詰襟学生服 食堂の雰囲気について教えてください。
男子部の食堂の雰囲気(男女別学時代)
利用者は男子部のみ
食堂は男子部校舎内にのみ設置されており、利用できるのは男子部生徒だけでした。女子部には食堂がなく、昼食は持参が基本で、教室内で静かに食べるスタイルでした。
制服での利用風景
昼休みの食堂では、黒のホック留め海軍型詰襟学生服姿の男子生徒ばかりが並ぶ光景が日常的でした。
制服の襟には「高」の刺繍入り校章があり、詰襟姿のまま整然と食堂に向かう様子は男子校文化の象徴でした。
食堂のメニューと雰囲気
メニューはカレーライス、ラーメン、うどん、定食など、男子高校生向けのボリュームある内容。食堂は昼休みに混雑し、詰襟姿の男子生徒たちが肩を並べて食事をとる活気ある空間だったとされています。食堂内での私語や騒ぎは少なく、規律ある雰囲気が保たれていたという証言もあります。
男女の交流はなし
食堂は男子部専用であり、女子部の生徒が食堂に入ることは一切なかった。校舎も約1km離れていたため、昼休みの時間帯に男女が接触することは構造的に不可能でした。
文化的な意味
男子部の食堂は、単なる昼食の場ではなく、男子校的な規律・団結・格式を体現する空間でもありました。詰襟姿で整然と並ぶ生徒たちの姿は、近高男子部の象徴的な風景として卒業生の記憶に深く刻まれています。もし、当時の食堂のレイアウトや人気メニュー、食券制度なども掘り下げたい場合は、さらにご案内できますよ。
Q:近畿大学附属高等学校 男女別学時代 昼休みの食堂での給食、基本的に黒のホック留め詰襟学生服姿の男子ばかり
ありがとうございます。以下に、近畿大学附属高等学校の男女別学時代(1963?1990年)における男子部の食堂の雰囲気を、卒業生の証言と記録に基づいて詳しくご紹介します。
昼休みの食堂の雰囲気(男子部限定)
制服姿での利用
食堂は男子部校舎内にのみ設置されており、利用できるのは男子部生徒だけでした。昼休みには、黒のホック留め海軍型詰襟学生服姿の男子生徒たちが一斉に食堂へ向かう光景が日常的でした。制服の襟には「高」の刺繍入り校章があり、詰襟姿のまま整然と並ぶ様子は男子校文化の象徴でした。
食堂の構成と雰囲気
メニューはカレーライス、ラーメン、うどん、定食など、男子高校生向けのボリュームある内容。食堂は昼休みに混雑し、詰襟姿の男子生徒たちが肩を並べて食事をとる活気ある空間でした。一方で、規律ある雰囲気が保たれていたという証言もあり、騒がしさよりも整然とした印象が強かったようです。
男女の交流はなし
女子部には食堂がなく、昼食は持参が基本で、教室内で静かに食べるスタイル。校舎も約1km離れていたため、昼休みの時間帯に男女が接触することは構造的に不可能でした。
文化的な意味
男子部の食堂は、単なる昼食の場ではなく、男子校的な規律・団結・格式を体現する空間でもありました。詰襟姿で整然と並ぶ生徒たちの姿は、近高男子部の象徴的な風景として卒業生の記憶に深く刻まれています。
壁紙ダウンロードコーナー 近畿大学附属高等学校男子部食堂イメージ(春の選抜高校野球応援、近高祭) 近畿大学附属高等学校男子校舎内食堂内部(春の選抜高校野球応援、近高祭) ©MMXV 詰襟マニア All Rights Reserved. 禁・無断掲載・改変
↑Colpit投稿分より